テノックス九州の地盤改良工事

コラムアプローチ工法

コラム工法とは

コラムアプローチ工法は、沈下しない道路横断構造物と圧密沈下する道路部との間に生ずる段差を緩和し、かつ沈下後の道路勾配を適正な勾配にして、自動車の走行性を確保するとともに道路建設費のトータルコストを削減することを目的としたものです。


立体図

浅層混合処理によるスラブと、深層混合処理によるコラムを千鳥状に配置して組み合わせたものであり、道路横断構造物近傍には圧密沈下量を許容値以内に抑制するために必要な長さのコラムを配置し、構造物から離れるにしたがい階段状にコラム長を短くしている。


軟弱地盤上に建設される道路において、その下に埋設された横断構造物や橋の橋台付近において段差が生じる問題があります。下左の写真は問題の生じた改修前の道路です。軟弱地盤のため道路が沈下しています。道路下に設置された暗渠が杭で支持されているため、その部分が沈下しないので、道路に凹凸が生じてしまいました 。ここにコラムアプローチ工法を施工することにより段差を緩和し、かつ沈下後の道路勾配を適正な勾配にして、自動車の走行性を確保します。施工後15年経過した現状でも段差は発生していません。


佐賀空港大橋の段差(施工前) 


コラムアプローチ適用後15年経過